SPIや入社試験、一般常識テストなどで出題されやすいことわざ・慣用句をまとめました。
試験対策にぜひご活用ください。
スクロールできます
| ことわざ、慣用句 | 読み | 意味 |
|---|---|---|
| 相槌を打つ | あいづちをうつ | 話を聞きながら、うなずいたり調子を合わせたりすること |
| 青菜に塩 | あおなにしお | 元気をなくし、しょげている様子 |
| 揚げ足を取る | あげあしをとる | 相手の言い間違いや落ち度を非難したり、からかったりすること |
| 顎で使う | あごでつかう | 威張った態度で偉そうに指図すること |
| 顎を出す | あごをだす | ひどく疲れ切ってどうにもならない状態 |
| 足が出る | あしがでる | 予算や収入よりも出費が多くなる。また、赤字になる |
| 足が棒になる | あしがぼうになる | 長い時間歩いたり、立ち続けたりして足が疲れてこわばること |
| 足元を見る | あしもとをみる | 人の弱みに付け込むこと |
| 足を洗う | あしをあらう | 悪い仕事や習慣をすっかりやめること |
| 足を引っ張る | あしをひっぱる | 他人の成功や行動の邪魔をすること |
| 頭が上がらない | あたまがあがらない | 相手の力や権威に圧倒されたり、借りや弱みを握られて対等に振る舞えないこと |
| 羹に懲りて膾を吹く | あつものにこりてなますをふく | 前の失敗にこりて必要以上の用心をすることのたとえ |
| 後の祭り | あとのまつり | 間に合わず手遅れになること |
| 息を呑む | いきをのむ | 息が止まるほど驚くこと |
| 一姫二太郎 | いちひめにたろう | 最初が女の子で次に男の子が生まれるのが理想的。女の子1人、男の子2人は誤り |
| 一刻者/一国者 | いっこくもの | ひどくがんこなこと。また、そのさま |
| 一矢を報いる | いっしをむくいる | 少しながら反撃する |
| 引導を渡す | いんどうをわたす | もう出番は終わりだとあきらめさせる。印籠ではない |
| 魚心あれば水心 | うおごころあればみずごころ | 相手が自分に好意を示せばこちらも好意をもって応対する用意があること |
| 腕が鳴る | うでがなる | 自分の力や才能を人に見せたくてウズウズすること |
| 腕によりをかける | うでによりをかける | 元々自分の腕前に自信がある人が、さらにその能力を発揮しようとはりきること |
| 馬が合う | うまがあう | 気が合う。相性が良いこと |
| うろ覚え | うろおぼえ | ある事柄について、覚えている(もしくは理解している)内容が曖昧なこと |
| 上の空 | うわのそら | ほかのことに気を取られて集中できないこと |
| おざなり | おざなり | いい加減だけどなんらかの行動は一応している |
| お仕着せ | おしきせ | 上から一方的に押し付けられたり、定められたりすること。押し着せでは無い |
| 押取り刀 | おっとりがたな | 大急ぎで。あわてて。武士が刀を腰に差すまもなく手に取って飛び出すさま。取る物も取り敢えず |
| 蛙の子は蛙 | かえるのこはかえる | 子の性質は親に似てしまうもの |
| 顔が売れる | かおがうれる | 有名になり、多くの人に存在を知られていること |
| 顔が利く | かおがきく | 信用や力があるために無理が利く |
| 顔がひろい | かおがひろい | 付き合いが広くて多くの人に存在を知られていること |
| 顔から火が出る | かおからひがでる | 恥ずかしい思いをして顔が真っ赤になるさま |
| 顔に泥をぬる | かおにどろをぬる | 名誉を傷つけたり、恥をかかせたりすること |
| 固唾を呑む | かたずをのむ | 成り行きを心配しつつ緊張しながら見守ること |
| 肩の荷が下りる | かたのにがおりる | 責任を果たして気が楽になること |
| 肩身が狭い | かたみがせまい | 世間に対して面目が立たない。また、居ごこちが悪い |
| 肩を落とす | かたをおとす | がっかりして、ひどく落胆すること |
| 肩を持つ | かたをもつ | 一方の味方になって応援すること |
| 鼎の軽重を問う | かなえのけいちょうをとう | 権力者・権威者の実力や能力を疑うこと。また、代わりに権力や地位を奪おうとすること |
| 兜を脱ぐ | かぶとをぬぐ | 相手に降参すること |
| 枯れ木も山の賑わい | かれきもやまのにぎわい | つまらないものでも、無いよりはましである |
| 頑是ない | がんぜない | まだ幼くて物の道理がよくわからないさま |
| 気が気でない | きがきでない | 非常に心配で落ち着かないさま |
| 木で鼻をくくる | きではなをくくる | きわめてそっけない態度。また、冷淡な態度をとることのたとえ |
| 木に竹を接ぐ | きにたけをつぐ | ちぐはぐで調和や釣り合いがとれないこと。また、つじつまが合わないことのたとえ |
| 気の置けない人 | きのおけないひと | 親密な人。油断してはならない人ではない |
| 肝を潰す | きもをつぶす | 非常に驚くこと |
| 釘を刺す | くぎをさす | 間違えたり約束を破ったりしないよう前もって相手に注意しておくこと |
| 口が堅い | くちがかたい | 秘密をむやみに他人にしゃべらないこと |
| 口が軽い | くちがかるい | 言ってはいけないことまでも軽率に話してしまうこと |
| 口が酸っぱくなる | くちがすっぱくなる | 同じことを何度も繰り返し言うさま |
| 口が滑る | くちがすべる | 余計なことをうっかり話してしまうこと |
| 口が減らない | くちがへらない | いこめられてもまだあれこれと理屈を並べて言い返す |
| 口車に乗る | くちぐるまにのる | 相手のうまい話にだまされること |
| 嘴を入れる、嘴を挟む | くちばしをいれる、くちばしをはさむ | 他人の話に割り込むこと。また、他人の行動に口出しすること |
| 口は災いのもと | くちはわざわいのもと | 不用意な発言は自分自身に災いを招くので慎まなければいけないという戒め |
| 口火を切る | くちびをきる | 先頭に立ち真っ先に始めること。また、物事のきっかけをつくること |
| 口を割る | くちをわる | 包み隠していたことを白状すること |
| 首が回らない | くびがまわらない | 借金が膨らんでやりくりができないこと |
| 首を長くする | くびをながくする | 期待して今か今かと待ち望んでいるさま |
| 蜘蛛の子を散らす | くものこをちらす | 大勢の人が四方八方へ逃げるさま |
| 好事魔多し | こうじまおおし | 調子がよいときほど、邪魔をされたりミスをしたりして痛い目にあうもので、気を付けるべきだ |
| 後塵を拝する | こうじんをはいする | 他人に先んじられる。後れをとる |
| 心を砕く | こころをくだく | いろいろと気を配ったり心配したりすること |
| 砂上の楼閣 | さじょうのろうかく | 見掛け倒し |
| 匙を投げる | さじをなげる | 物事が良くなる見込みがないと諦めてしまうこと |
| 他山の石 | ざんのいし | 他人のつまらない言行。誤りや失敗なども自分を磨く助けとなる |
| 敷居が高い | しきいがたかい | 相手に対して不義理なことや、不面目なことをしてしまったために、その家に行きにくくなること。高級な店などの使い方は誤り |
| 舌鼓を打つ | したつづみをうつ | あまりの美味しさに舌を鳴らすさま |
| 舌を巻く | したをまく | あまりにも優れているので、言葉が出ないほど感心すること |
| 鎬を削る | しのぎをけずる | 激しく争うこと |
| 春秋に富む | しゅんじゅうにとむ | 年齢が若くてまだ将来が長いこと。また、有望であること |
| 図に乗る | ずにのる | 調子に乗って付け上がること |
| すべからく | すべからく | 『なすべきこととして』や『当然』 |
| 背に腹は代えられない | せにはらはかえられない | 大切なものを守るためなら、他のものを犠牲にするのはやむを得ない |
| 立て板に水 | たていたにみず | よどみなくスムーズに話す様子 |
| 蓼食う虫も好き好き | たでくうむしもすきずき | 人の好みは様々であること |
| 棚に上げる | たなにあげる | 自分に都合の悪いことは触れないこと |
| 力不足 | ちからぶそく | 役目をこなす力量が自分に足りないこと。また、自分の能力では仕事が難しすぎること |
| 提灯に釣鐘 | ちょうちんにつりがね | 物事のバランスが取れていないさま |
| 手塩にかける | てしおにかける | 自分の手で世話をして大切に育てること |
| 手に汗をにぎる | てにあせをにぎる | 物事のなりゆきがどうなるかとはらはらすること |
| 手に余る | てにあまる | 自分の力ではどうにもならず対処できないこと |
| 手も足も出ない | てもあしもでない | 自分の力ではどうすることもできない。なす術がないこと |
| 手をこまねく | てをこまねく | 事が起きたときに何もしないで傍観するさま。また、何もできないでいるさま |
| 手を焼く | てをやく | 処理や対応にてこずること。また、持て余すこと |
| 伝家の宝刀 | でんかのほうとう | いざという時以外は使わない思い切った手段。とっておきの切り札 |
| 途方に暮れる | とほうにくれる | どうしたら良いのか分からずに困り果てるさま |
| 取り付く島もない | とりつくしまもない | 頼りとしてすがるところがないこと。暇ではない |
| とんでもないこと | とんでもないこと | 『とんでもありません』『とんでもございません』は本来用法としては間違っている。『とんでもな』が元の単語 |
| なおざり | なおざり | いい加減でほとんど何も行動していない |
| 長い目で見る | ながいめでみる | 現状だけで判断せず、将来に期待して見守ること |
| 情けは人のためならず | なさけはひとのためならず | やがてはよい報いとなって自分にもどってくる。また、自分のためと言う意味 |
| 涙を飲む | なみだをのむ | 悔しいことや辛いことをぐっと我慢するさま |
| 二の句が継げない | にのくがつげない | 驚き呆れて次の言葉が出てこないこと |
| 濡れ手で粟 | ぬれてであわ | ほねをおらずに多くの利益を得ること。泡ではない |
| 猫も杓子も | ねこもしゃくしも | 誰も彼も、なにもかも |
| 寝耳に水 | ねみみにみず | 予想外の出来事にひどく驚くこと |
| 根も葉もない | ねもはもない | 何の根拠もないこと |
| のどから手が出る | のどからてがでる | 欲しくて我慢ができないこと |
| 歯が立たない | はがたたない | 相手が強くて敵わないこと |
| 馬脚を露す | ばきゃくをあらわす | 隠しごとがバレる。また、化けの皮がはがれる |
| 鼻が高い | はながたかい | 誇らしい。また、得意げなさま |
| 鼻であしらう | はなであしらう | 相手を軽く見て、冷たい態度をとること |
| 鼻にかける | はなにかける | 自慢すること。また、得意がること |
| 鼻に付く | はなにつく | 人の振る舞いなどがうっとうしく、どこか気に障ること |
| 鼻を明かす | はなをあかす | 相手にあっと言わせること |
| 腹が黒い | はらがくろい | 心に悪だくみがある。また、陰険で意地が悪いこと |
| 腹を決める | はらをきめる | 覚悟を決めること |
| 腹を割る | はらをわる | 本当の気持ちを打ち明けること |
| 馬齢を重ねる | ばれいをかさねる | たいしたこともせず、ただただ年を取る |
| 火の車 | ひのくるま | 経済状態がきわめて苦しいこと |
| 骨が折れる | ほねがおれる | 労力がいること。また、困難なこと |
| 馬子にも衣装 | まごにもいしょう | ちゃんとした衣装を身につければ誰でも立派に見える。孫ではない |
| 的を射る | まとをいる | うまく要点をつかむ。また、的確。的を得るではない |
| 眉をひそめる | まゆをひそめる | 不安や不愉快なことのせいで顔をしかめるさま |
| 水に流す | みずにながす | 過去の揉め事を一切なかったことにすること |
| 水の泡になる | みずのあわになる | 努力したことや苦労がすべて無駄になること |
| 味噌をつける | みそをつける | 失敗することや面目を失うこと |
| 耳が痛い | みみがいたい | 自分の弱点や悪いところを指摘されて聞くのが辛いこと |
| 耳が早い | みみがはやい | うわさなどを聞きつけるのが早いこと |
| 耳にたこができる | みみにたこができる | 同じことを繰り返し聞かされて嫌になること |
| 耳を疑う | みみをうたがう | 思いがけないことを聞き、信じられないこと |
| 耳をそろえる | みみをそろえる | 必要な金銭を不足なく準備すること |
| 虫がいい | むしがいい | 他人のことを考えず自分勝手なさま |
| 目が利く | めがきく | 物の良し悪しを見抜く力があること |
| 目が肥える | めがこえる | 何かの価値を判断する能力があがる |
| 目が高い | めがたかい | 良いものを見分ける能力がある |
| 目がない | めがない | 夢中になって、分別をなくすほど好きであること |
| 目が回る | めがまわる | めまいがする。また、とても忙しいこと |
| 目から鼻へ抜ける | めからはなへぬける | 頭の回転が速く賢いこと |
| 目と鼻の先 | めとはなのさき | すぐ近くのこと |
| 目に余る | めにあまる | 看過できないほどにひどいこと |
| 目に角を立てる | めにかどをたてる | 怒って怖い目つきをすること |
| 目の敵 | めのかたき | 憎んで敵視すること |
| 目の中に入れても痛くない | めのなかにいれてもいたくない | 可愛くてたまらないこと |
| 目も当てられない | めもあてられない | ひどくて見るに耐えないこと |
| 目もくれない | めもくれない | 関心を持たずに見向きもしないこと |
| 目をかける | めをかける | ひいきにして面倒を見ること |
| 目を三角にする | めをさんかくにする | 怖い目つきをする |
| 目をつぶる | めをつぶる | 人の欠点や失敗をとがめないこと |
| 目を丸くする | めをまるくする | とても驚いて目を見張るさま |
| 諸刃の剣 | もろはのつるぎ | 相手にも打撃を与えるがこちらも同じくらいの打撃を受けるおそれがある |
| 役不足 | やくぶそく | 人物の力量に比べて、与えられた役目が不相応に小さかったり、軽かったりすること |
| 藪から棒 | やぶからぼう | 唐突に何かをするさま |
| 山を掛ける | やまをかける | 万が一の幸運を狙って何かすること |
| やむを得ない | やむをえない | どうしようもない |
| 指をくわえる | ゆびをくわえる | どうにかしたいが手を出せずにいる。また、羨ましがるさま |
| 藁にも縋る | わらにもすがる | 追い詰められたときに頼りにならない物を頼ること |
| 輪を掛ける | わをかける | 一層はなはだしくする、実際よりも大げさに言うこと |
ちなみに、露木はWebライティング能力検定の勉強用にまとめました。

